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穴の空いたくつした

ポケモン擬人化企画用のブログ。

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140字に収まらなかった

最近になってまたブイグエラ熱が来てます。
いい加減妄想を垂れ流しすぎて鬱陶しいかな、と思ったので
ブログに持ってきました。
本当はちゃんと140字前後に収めるつもりでしたが、字数制限がないからって書きすぎました。

追記から140字SS、と呼ぶには長すぎる何か。
名前だけ空さん宅ルミナさんお借りしてます。

ルミナの傍らに座り、起きるのを待っていた。
すぐ触れられる距離まで寄ってくるものだから、
最初はどうしていいかわからず緊張するばかりだった。
最近になってようやく慣れたが、それでもくすぐったいような気分になる。
彼女はいったい何を考えてんだろう。
もし、同じことを思ってくれているなら……
なんて、ありもしないことを考えてしまう。

彼女の寝顔を眺めながら、どのぐらい経っただろう。
不意に近くから足音が聞こえた。
音のした方を探せば、美徳の魔法少女が1人……いや2人か。
(わざわざ闇の国にまで来るとはね。正義感が強いというか何というか、よくやるよな)
危機感を持つべき状況にも関わらず、思わず感心してしまった。
幸いにもまだこちらにはまだ気づいていない。
様子をうかがいながら、傍らをちらりと見やる。
彼女を置いて逃げるわけにはいかない。
少し厄介だが、自分がおとりになってなるべく引き離すか。
他の仲間が来てくれるか、彼女が逃げられるまでの時間が稼げればいい。
相変わらず起きる気配のないルミナに、すぐ戻るからと小さく声をかけた。

「やっぱり無理があったかぁ……」
力なくへたり込みながら、声だけは明るくぼやいた。
戦いが長引くほど動けなくなることは分かっていたが、
ここまで早く追い詰められるとは思っていなかった。
「残念だけど、もう動けないみたい。私の負けみたいね」
美徳の奴らに弱みを見せるものかと、態度だけは普段通りに取り繕う。
いつもなら悔しくて仕方ないところだが、今はルミナの無事だけが気がかりだった。
(ついでに、こんなかっこ悪い姿を見られてないといいんだけど)
トドメの一撃が来ることを覚悟して、静かに目を閉じた。
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